2015 北海道 車中泊の旅 26日目-1 羽幌炭鉱 築別炭砿
みさき台公園キャンプ場/初山別村
2015年6月17日 水曜日
5:00に起きると霧が激しい。こんな天気なら早起きする必要はないので再び寝て6:20に起床。霧は先ほどとまったく一緒でまわりは深い霧に覆われていた。
歯磨きを済ませた後はお湯を沸かす。ここならお湯を沸かしても問題はないだろう。コーヒーを飲みながら天気予報を見てみると今日の予報は晴れである。今は曇っているのだが、時間が経てばこの霧もきれてくると思うので、霧がきれるまでは動画を見て時間を潰していた。しかし、8:30になっても霧は全然切れないので、とりあえず出発することにした。
みさき台公園キャンプ場/初山別村
霧でキャンプ場からは何も見えない。
国道232号
今日は羽幌炭鉱跡からスタートする予定なのでまずは羽幌に向かう。曇っているのだが内陸に入れば多分晴れていると思うので、天気に関しては特に心配はしていない。
道道356号
道道356号を通って羽幌の内陸部に入っていく。
羽幌町立築別中学校
道道356号に入るとすぐに閉校した小学校が右側にある。植木が綺麗に手入れされていたので、たぶん現在は個人所有になっているのだろう。
道道356号
羽幌炭礦鉄道の橋梁
道道沿いには45年位前に廃止になった鉄道遺構が現在も残っている。
廃屋もちらほらと見かけた。
納屋
道道356号/羽幌町
予想通り山奥に入ってきたら晴れてきた。
道道356号/羽幌町
ここから先が築別炭砿地区と呼ばれている場所である。最大で6,000人位の方々が住んでいたらしい。
初山別村に向かう道道612号はずーっと通行止めになっている。
足が痛くなければチャリで行ける所まで行こうと思っていたんだよね。だから、まじで足を傷めたのが悔やまれるわ。
太陽小学校
通行止めゲートのすぐ近くには太陽小学校がある。
太陽小学校
※2010年5月撮影
ここは2010年に一度だけ中に入った事がある。
羽幌町は炭鉱遺構を観光名所にして観光客を呼び込もうとしている。
太陽小学校のすぐ先にあるホッパー。この奥には選炭工場があったらしい。
ここに訪れるのは四度目である。なぜだかは分からないのだが、ここには何回も来たくなってしまうんだよね。
ホッパー
ホッパーのすぐ近くには鉄道遺構が残っている。この付近に終点の駅があったらしい。
もの凄い静かな場所である。この辺りに商店街があった事が信じられない。
廃炭砿アパート
草木が覆い茂っていて廃アパートは殆ど見えない。廃アパートの右奥に行くと坑口浴場跡があるらしい。
※2010年5月撮影
昭和44年に入居を開始したらしいのだが、その翌年に炭鉱は閉山したらしい。ここのアパートに住んでいた方々は、どんな心境でここを離れたのだろうか?
廃アパートの前にある消防署の廃墟
羽幌炭砿鉄道病院
前回訪れた時よりも痛みが激しい。もう 次に来た時には完全に崩れているかもしれないな。
※2010年5月撮影
2010年頃にはまだ原形を留めていた。
一昨年まではここから先は通行止めになっていたのだが、今日はゲートが開いていてこの先にも行けるので行ってみたのだが・・・
築炭ゲート
1000m程度ですぐに通行止めになっていた。
Uターンして車を停めて外に出てみると、もの凄い静かな場所であった。鳥のさえずりと虫の鳴き声しか聞こえない。ここも昨日の峠下駅と一緒で 都会の喧騒とは無縁の場所であった。
写真の左にはプール、スキー場、幼稚園などがあって、写真の右には中学校や野球場があったらしい。
ここ(築別炭砿地区)に6,000人が住んでいた事を考えるとやはりこの光景は異様である。
次は上羽幌に向かう。
曙小学校
道道714号
北辰中学校
羽幌本坑のホッパー
ここにも案内板が立てられていた。案内板には立ち入り禁止と書かれているのだが、立入禁止と言われたら逆に進入したくなるだろう。
ここを左折して道道714号の行き止まり地点まで行ってみる。
上羽幌炭住廃墟群
ここに来るのは二度目である。
この付近もやはり異様な雰囲気の場所であった。
炭住廃墟群から数km進むとすぐに行き止まりになった。
あれ、昔はもうちょい先まで行けたと思ったのだが・・・まあ、いいや。
これで羽幌炭鉱跡巡りは終了である。
道道747号
羽幌市街に向かう。
羽幌市街
道の駅でトイレタイム
道の駅の隣には公園があって公園内には小さなバラ園もある。
はぼろバラ園
まだバラは殆ど咲いていなかった。
咲いていたバラ
この後は北上して天塩方面に向かった。