北海道 一人旅 121日目-2 羅臼湖
羅臼温泉 熊の湯
写真だけ撮って即移動。
知床横断道路
10:45 知床峠駐車場に到着。ここから羅臼湖入り口までは片道40分くらいらしい。更に羅臼湖入り口から羅臼湖までは1時間くらいかかるらしい。普通に考えれば半日くらいの時間は確保しておいた方が無難やと思う。駐車場のトイレにも書いてあったのだが、この羅臼湖は泥道を歩くので長靴がないと辛い。事前に長靴が必要なことは知っていたので、長靴を持参して羅臼湖に向かった。
羅臼岳
去年来た時は曇っていて、ここから羅臼岳は見えなかったんだよね。
だからめっちゃ嬉しい。
歩いている(下っている)と少しずつ羅臼岳の角度も違って見えるのでとても新鮮である。
知床峠の標高は738メートルである。
途中で年輩の御夫婦とすれ違う。この方々も駐車場から歩いて羅臼湖まで往復したらしい。
バスも通っている。羅臼湖入り口は、ここから少し下った所にあった。
羅臼湖入り口周辺
路上駐車ができないようになっていた。
羅臼湖入り口
周辺に羅臼湖入り口を示すものは何もない。基本的に観光客はあまり羅臼湖には来てもらいたくないのだろう。
入り口にある入山ポストに記入する。登山では入山届などは無視して山に登っているのだが、ここは熊が多いので、万が一の時の為に名前だけ記入しておく。どうやら5組20人くらいの人が既に羅臼湖に入っているらしい。これだけの人数が入っていれば、熊の心配は杞憂で済みそうである。
最初はこんな感じの道を進む。
湖面の奥に聳える羅臼岳が素敵である。
この辺りで年輩のトレッキングツアーの団体とすれ違った。道を譲るために木道から下りて道を譲ったら、女性のガイドから「下りないでください。」ときつく言われた。たしかに自然保護の為に、木道に下りるのは禁止となっているのだが、故意に下りたのではなくて道を譲っただけなのに、もの凄い上から目線で言われたのでむかついてしまった。
お前、俺の一部始終の行動を見ていただろうよ?お前らの為に道を譲ったのに何で注意されなきゃいけないんだよ。
この女性ガイドは、「知床(羅臼湖)の自然は私が守っている」みたいな感じであった。非営利団体の職員ならまだしも、お前ら金取って羅臼湖に観光客を呼び込んでいるんだろう?お前らのやっていることのほうが、長い目で見たら一番自然(羅臼湖)を破壊しているんだよ。羅臼湖の自然を守るとか言ってる割りには、金を取って観光客を招き入れている。めちゃめちゃ矛盾してるだろう?
このガイドの理不尽な態度に少しムカつきながら先に進んで行く。
このあとも、立て続けにツアー客や観光客とすれ違う。結構 観光客とすれ違ったので、もう観光客はかなり少ないはずである。観光客が少ないと思ったらなんか熊が心配になってきた。
見晴らしの良い場所は熊の心配はないのだが、見通しの悪い道では熊が怖いんだよね。
木道はかなり傷んでいる。
程なくして三の沼に到着
三の沼
この三の沼は、湖面に映る羅臼岳の姿が素晴らしいといわれているのだが、たしかに素晴らしかった。
展望エリアではカップルが仲良く食事をしていた。邪魔するのも悪いので展望スペースの手前から写真を撮って先に進む。ここは帰りしに改めて寄ることにする。どうせ 帰りに来る頃には遅い時間になっていると思うのでたぶん誰も居ないだろう。
四の沼に向かう途中、振り返ると羅臼岳が素敵であった。
この辺りで単独の観光客とすれ違う。
木道をどんどん進んで行く。
五の沼
写真は逆光気味なのだが、この沼もかなり素晴らしかった。
四の沼から五の沼までの区間は、木道の補修作業をしていた。
五の沼から道なりに進んでいくと湖が少し見えてくる。間違いなくこの湖が羅臼湖である。
最後は、羅臼湖(展望台)まで一直線に木道が続いている。
言葉では言い表せないほどの絶景である。
そして羅臼湖に到着。
凄いレベルの場所であった。別世界にいる感じの場所である。
逆光なのが痛いのだが、それでも凄い景色である。息を呑むような美しさとはこのことか。
ここを観光地化したくない理由はすぐに理解できた。毎日観光客が大量に押し寄せたら、この景観を維持するのは難しいだろう。
この湖の素晴らしさが伝わらないのが残念である。
1時間くらいこの場所にいたのだが、結局 誰も来なかった。展望台の周辺が汚なくて腰を下ろすことができやんかったので、ずーっと立っていた。
間違いなく今年の旅でナンバー1の場所であった。
五の沼
木道の補修工事をしていた方々が居なくなっていたので熊に対する恐怖心が一気に高まってきた。見通しの悪い場所では大きく笛を吹きながら戻る。
帰りしにまた三の沼に寄ろうとしたのだが、三の沼の周辺の木道では、工事関係者のみなさんが腰を下ろして寛いでいる。休憩の邪魔をして木道を通してもらうのは、何だかばつが悪いので、三の沼は諦めることにして、このまま戻ることにした。
知床峠駐車場に向かう途中に撮影
知床峠駐車場までは上り坂が続くのだがさほど辛くもなかった。知床横断道路からの眺めが素晴らしいので、「今度は羅臼からウトロまでを歩いて横断してみたいなあ」などと考えながら歩いていた。
羅臼岳の上空には雲が大分かかってきていた。
15:30 知床峠駐車場に到着。大満足の羅臼湖であった。羅臼湖はもちろんのことながら、知床横断道路を歩くことが、こんなに素晴らしいとは思わなかった。大満足のトレッキングであった。
このすぐ近くには知床五湖もあるのだが、今日は遠慮しておこう。羅臼湖のあとに行ってもインパクトが薄くて幻滅するだけであろう。
611の丘
寝床に向かう前に寄ってみたのだが、モロ逆光やった。
来運の水に寄って湧水を汲んでいく。
きよさと温泉 ホテル緑清荘
清里温泉に入って行く。